File Under J-Pop
- アーティスト: 電気グルーヴ
- 出版社/メーカー: KRE(SME)(M)
- 発売日: 2008/04/02
- メディア: CD
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前作「VOXXX」が過剰さの塊のような怨念迸る奇奇怪怪なアルバムだったことの反動がありありと見てとれる、実に軽やかなアルバムだと思います。A〜VOXXXで積極的だったサンプリング主体の制作体制から一気にアナログシンセ多用のスタイルに回帰し、そぎ落とされたエレクトロニック・ポップの音像の上をただひたすらに石野と瀧が無意味な言葉で遊んでいる――と言ったらいいのか、遊んでいるようで真面目なのか、とにかく言語感覚が過去最高レベルで展開しています。言葉の音がシンセの音と入り混じって気持ちいい。9曲目「スーパースター」辺りはかなり興味深い意味に取れなくもないですが……まあどう取ってもいいのでしょう。そういうアルバムです。ほぼ全曲に渡ってあり得ないくらいにハイレベル。あとなんと言うか、何回か聞きこむと味が出て来るというか、スルメのような……（笑）意外と耐久年数が高いかも知れません。お近くのCDショップの、J-POPの棚でどうぞ！
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