そろそろ「一般人はそこまでネットを使わない」問題について一言いっておくか

こうやってブログを書いたり、Twittermixiを使ったり、またははてなアンテナRSSリーダーで情報を集め、気に入った記事があればはてなブックマークに登録するなど、気ままにネットツールを利用していますが、こういうのを当たり前に使っていると、一般的な世界とは認識が離れていくもんです。使っている人にとっては当たり前のツールでも、知らない人・使わない人にとっては「なんじゃそりゃ」です。「自分の常識は、他人の非常識」であることは珍しくありません。

まあそうだよね。
でもポストモダンにおいては、もう「一般人」というカテゴライズ自体が不可能かつ無意味なわけです。大きな物語は消失したわけで、万人が共有できる価値観など今の日本には存在しません。
だってそうでしょう。「一般人」という言葉から、どんな人間を想像しますか?


はい、想像して。「一般人」ってどんな人?


……想像できましたか。僕はできません。もしできた方がいたとしても、その人を「一般人」だと、ほかの人は認めるでしょうか。それは分かりません。
だからマーケティング的には、ペルソナを神経症的に作りこんで、誰に向けての財・サービスなのかを追及するしかないわけです。もう万人に受けるものなんて存在しないんです。Yahoo!だってmixiだってモバゲーだってそうでしょう。せいぜい、ある「カテゴリ」、ライフスタイルや職業、年齢の層で最大になるのが限界なわけです。そこを超えたら、それはもう「違うナニモノか」に変貌してしまいます(ちなみに、自分たちの商品を非常に上手に「違うナニモノか」に変貌させたのが任天堂です)。
特にオチはない。