GREEについて、あるいは広告について

ああ、ついに日経ビジネスに載るところまできたのだなあ、と思った。ビジネス誌に載るWeb企業ってのは、いまだに少ない。Webそのものがビジネスモデルがうまくいかないところばっかり見えてきている中で、確かにGREEの伸びは異常だし、業界内でも「GREEの方向転換と広告展開はすごかったね」という話はよく出る。いやはや、思えば遠くへ来たもんだ。
GREEとの付き合いは長い。実はmixiなんかよりも先にGREEをやってて、こっちの方が好きだった。ま、途中でmixiにスイッチしちゃって、ずっと放置してたんだけどね。さっき、PC版GREEがリニューアルしたってんで、数年ぶりにログインした。すげー昔のメアドで登録されていて、ログインするのに30分くらいかかった。
で、まあ、確かにGREEの中核を担う人材はすごいものがある。藤本さんなんかは言わずもがななんだけど、この記事で出てくる人らは「Web企業GREE」の文脈ではなかなか表に出てこない面々で、そういう意味でなかなか面白い記事ではある。
……と、ここまで思ってはてブを見たら結構、否定的なコメントが多くて笑った。コンテンツやサービスの中身じゃなくて金の話ばっかり……って、ビジネス誌なんだから当たり前だよ。ビジネスモデルの話をしないで何をするんだ。

さて本題

この記事は広告か否か?
はてブを見ると「広告ですよ、注意」的に書いてある。さて、この記事は広告なのだろうか。
少なくとも、この記事には「PR」とか「AD」とか「広告」とかいう表記はない。というか、NBonlineの編集記事のテンプレートで作られている。だから、少なくとも社内では「編集記事」として扱われている。「広告記事ではない」のである。
実はお金をもらっている? いまのところ、ざっと見た感じで日経BP各サイトにGREEの広告は見当たらない。バーターってわけじゃなさそうだ。もしこの「編集記事」に対価が発生していたらちょっと見そこなうけど、まさかそこまでしないでしょう。
ということで、一応「広告ではない」はずです。広報活動の成果ではあるかもしれないけどね。
……これは「提灯記事」だろうか? うーん、どうだろうね。肯定的に書くと提灯記事なのかっていうとそんなことはないんだけど、そう見えてしまうことが問題? それって「そう見える」視点があるだけなのかな。それとも客観的な「提灯記事」が存在するのだろうか。
……なんて、はてブの反応がなんだか面白かったので、いろいろ考えちゃった。
記事としては、結構しっかり作ってあるし、面白いと思うんだよね。だからなおさら、もしこれが「お金もらってる」んだとしたら心底軽蔑するし、もしそうでないのであれば、「広告だろ」って言われていることは残念だなあと思う。
まあどうでもいいんだけど。