夢のような日々

 もうすぐ3月が終わります。それはつまり、2009年度の終わりを意味します。新年度の始まりはもう目の前です。そこで、社会人としての4年間を振り返ってみることにします。

2006年(1年目)

 2006年初頭、大学を無事卒業した僕はいまの会社に新卒として入社。当時の人事のお姉さまに惚れて入社しました。半分くらい事実だから困る。
 「メディアを作りたい」「メディアを通じて誰かの人生に影響を与えたい」という想いを秘めて配属された先は広告営業でした。当時、立ち上げ直前だったITmedia Biz.ID(現 誠Biz.ID)の専属営業として、ビジネス/IT系の顧客開拓に専念しました。ワケも分からず、ただ我武者羅に働いていたように思います。
 まだ景気が良かったのですが、すでにWeb広告の世界における新しい潮流の萌芽は見え隠れしていたように思います。ITエンタープライズ系のクライアントはまだ元気なころでしたが、傍流にいた僕には、それが長続きしないであろうことが何となく予見できました。ということで、はてなと共同商品を作ってバイラルマーケティングだーとかいってみたりしていました。

2007年(2年目)

 後輩ができたり、Business Media 誠の専属営業として、またしてもビジネス系クライアント開拓という茨の道を歩んだりしました。夏ごろは2年目のジンクスに襲われて営業成績が低迷し、もがいていました。その後、開き直ったら何とかなりました。
 後半になると仕事に余裕が出てきて、自分のキャリアを見つめ直すことが多くなりました。

2008年(3年目)

 @IT自分戦略研究所 編集部に異動。希望していた編集職へのキャリアチェンジは思ってもみなかった形で実現。最初に参加したミーティングでいわれたのが「ちょっとブログメディア作って」でした。そうしてできたのがエンジニアライフです。半年くらいかけて作りました。
 それと並行して、IT系の記者見習いとしての活動も始まりました。10年泥とかいって怒られたのは良い思い出です。また、エンジニアコミュニティや勉強会を追い掛けるという活動を行い、世の勉強会ブームを支えようと奔走しました。

2009年(4年目)

 編集者として2年目。エンジニアライフがメディアとして軌道に乗り始めたことで余裕が出てきた……と思ったら、今度は新卒向けメディアを作ることになり、そうしてできたのがIT業界就職ラボ。まったく新しい読者対象、まったく新しいメディア形態(登録制クローズド記事展開)で苦労しました。
 また、不況で人財業界が壊滅状態になったため、コストとリソースを削減したメディア運営に尽力。効率性をここまで考えたことはなかったなあ、と思うほどに、効率性を重視した業務改善に取り組みました。

まとめ

 こうしてみると、毎年、新しいメディアに関わっていますね。落ち着きがなさすぎる。もっと落ち着いてメディアを育ててみたいです。

2010年(5年目)

 また新しいステージに挑戦することになりそうです。やれやれ。