世界を変えられるのはエンジニアしかいない、のか?

少し古い話になりますが、id:naoyaさんが世界を変えられるのはエンジニアしかいないと言ったことがあって、僕は当時、この発言に対して反発を覚えた記憶があります。反発と言うと言いすぎですね。違和感を覚えた、の方が正しいかもしれません。
エンジニア――特にギークと呼ばれるような抜きん出た方々は、割とこの手のエンジニア賛歌を唱えます。最近で言うとid:amachangさんとか。多分、あえて(若いエンジニアを鼓舞する意味で)言っているんだとは思うんですが、どうしても違和感を覚えるのは、ユーザーはみんながみんなコード書くわけじゃないじゃん、っていうことなんです。コード書く人がみんなコード書く人っぽくなっちゃうとは思わないですが、コード書かない人の気持ちって大事だと思っています。だって使う人はコード書かないんだもん。Web 2.0系サービスがギークにばっか受けて結局これまで一般化したのがYahoo!mixiだけってのも、その辺に落とし穴があるような気がしてならないんですよね。別にITエンジニアに限らず、ものつくり屋さんとユーザーの関係においてはよくあることだと思います。ケータイ作る人はケータイのコアユーザーの気持ちが全く分からなかったりする。
んでなんで突然こんなことを今さら書いているのかというと、まあ色々思うところがありまして。じゃあエンジニアはどうあるべきか、んで、その周辺にいて一緒にネットやテクノロジーを盛り上げたい非エンジニアは何ができる/するべきなのか、とか。そういえば上記の記事は昨年の僕の誕生日の日に書かれているんですね。これも何かの運命か……www